米Balletic、パフォーマンス栄養に焦点を当てた精密発酵タンパク質ブレンドを発売

米国のフードテック企業Balleticが、精密発酵により作られた高機能タンパク質原料の製品ライン「Balletic Nova」を発売しました。
3種類のタンパク質ブレンドを製品化
このシリーズは3種類の製品からなり、1つは代替肉の原料となる「Balletic Meat」。水と調味料に混ぜてパティ、カツレツ、ミートボール、クランブルに成形が可能です。
調理しても構造を保持でき、80%の完全タンパク質を含んでいるほか、筋肉のタンパク質合成をサポートするバランスのとれた分岐鎖アミノ酸(BCAA)を摂取できるといいます。
大豆、小麦グルテン、エンドウ豆、そら豆、ひよこ豆、L-ロイシンを含む独自のタンパク質ブレンドから作られ、乳製品、コレステロール、人工添加物は使用していません。
植物性タンパク質に勝るアミノ酸組成を実現
ほか2つの製品は、ベーカリー製品のタンパク質含有量を高めるよう設計された「Balletic Bake」と、スムージーやシェイクに加えてエネルギー、回復、健康をサポートする「Balletic Smooth」。
Balleticによると、多くの植物性タンパク質はアミノ酸プロファイルの点で十分ではなく、筋肉の合成を促すロイシンが少ないとのこと。「Balletic Nova」は必須アミノ酸すべてに加えて、1食あたり2.5gのロイシンを含んでいます。
これらの製品は、外食産業や食品メーカーをターゲットにしていますが、発売を記念して、同社の公式ウェブサイトを通じて米国内の一般消費者向けにも期間限定で販売されることとなりました。価格は250gで29〜39ドル(約4,200〜5,600円)。
共同創業者でCEOのAnita Broellochsは、「この製品は特定のカテゴリーに合わせるためではなく人体のために設計されたプロテインであり、完全で、機能的で、食の変化に歩調を合わせるようにできている」とコメントしています。
参考記事:
Balletic Launches First Precision-Engineered Protein System for Performance Nutrition | Protein Report
Balletic Launches Precision-Engineered Protein Blend That Can Be Turned Into Meat Alternatives
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