スロベニアのJuicy Marblesが、骨まで食べられる植物性スペアリブを発売

植物性代替肉を手掛けるスロベニアのフードテック企業Juicy Marblesが、新製品の骨ごと食べられる植物性スペアリブを発表しました。

骨がごみにならない骨付き肉


共同創業者のVladimir Mićkovićが「骨がごみにならない製品を作りたかった」と語った同製品。リブ肉には、同社のこれまでの製品と同様、大豆をベースに使用していますが、骨の部分まで植物性タンパク質でできていることが特徴となっています。

骨にはビーフジャーキーと同量のタンパク質が含まれており、リブ肉を食べた後に骨を焼いたり揚げたりすることで、食後のスナックとして楽しむことができます。

第一弾として、先月末に英国、EU、米国で500個限定でオンライン販売されました。通常販売は2024年初頭を予定しており、正式な販売価格は未定ですが、比較的安価な通常のリブに比べるとやや高くなるとみられます。今回の試験販売で顧客からのフィードバックを集め、製法、製品名、パッケージの微調整を行う予定です。

植物性ホールカット肉の開発に注力


Plant Based Foods Association(植物性食品協会)とデータ分析企業の84.51ºが今年実施した調査によると、植物性代替肉が直面している課題の一つは、従来の肉と同様の満足感を得られる食感を実現すること。

Juicy Marblesは、独自技術「Meat-o-matic Reverse Grinder 9000」を活用して、創業当時から植物由来のホールカット肉に注力。大豆タンパク質を線状の繊維にして重ねることで、筋肉の食感と霜降りを模倣しています。

原材料には大豆タンパク質、ヒマワリ種子油、ビーツ色素、メチルセルロースなどを使用しており、消費者に肉を食べた時のような満足感を与えられると主張しています。

これまでに植物由来の霜降りフィレミニヨンとホールカットロース肉を開発しており、いずれも同社のオンラインストアで購入可能。英国では、老舗スーパーWaitroseの店舗でも人気を博し、今年6月に長期契約を締結するに至りました。

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