植物由来DHAの主要サプライヤーを目指すカナダのBetter Origin Ingredientsが、約1.8億円を調達

植物由来DHAの主要なB2Bサプライヤーを目指すカナダのBetter Origin Ingredientsが、戦略的パートナーおよび社内の投資家から125万ドル（約1億8,400万円）の資金を確保したと発表しました。

市場で最も先進的な脂質源を供給

Better Origin Ingredientsの製品は、脳、目、筋肉の健康に関連するオメガ3脂肪酸の一種であるDHAを、自然に得られる濃度としては市場で最も高いレベルで提供するとのこと。

新たな資本は、北米における在庫の拡大、3つの地域に構える倉庫から市場に投入するスピードの向上、業界最短のリードタイムでパートナー企業への供給を行うために使用されます。

同社は、フランスのバイオベンチャーFermentalgの藻類オイル「Origins」の北米における独占販売代理店を担う傍ら、同じカナダのNature’s Crops Internationalと協力して「Ahiflower」の処方開発パートナーも務めました。

「Origins」は、EUの新規食品（Novel Food）認証と米国のFDA GRASで乳児用粉ミルクや栄養補助食品への使用が認められ、併せて非営利団体「Non-GMO Project」の認証も得ているカテゴリー唯一の成分。

ムラサキ科の植物から抽出される「Ahiflower」は、再生可能な方法で栽培されたオメガ3源であり、Better Origin Ingredientsはこれらを市場で最も先進的な脂質源と述べています。

Better Origin Ingredientsはまた、微細藻類で紅藻の一種、Galdieria sulphurariaに由来する抗酸化物質「Blue Origins by Fermentalg」を発売しました。

この成分は天然の青色色素として米国食品医薬品局（FDA）の認可を受けており、製品に機能性と見た目のインパクトを加えることが可能です。

同社はさらに、上述した「Origins」と「Ahiflower」のブレンドなど、安定性、バイオアベイラビリティ（生物学的利用能）、官能特性を最適化したプラグアンドプレイのオメガ3ソリューションを提供。メーカーの開発時間とコストの削減を助け、差別化されたクリーンラベル製品の発売を実現します。

昨年行われた臨床試験では、藻類をベースにしたオメガ3サプリメントが、従来の魚油に比べて効果的に心血管の健康をサポートし、中性脂肪や血中に残ったコレステロールを減少させる可能性があることが判明しました。

Better Origin Ingredientsは、「透明性、科学、スピードをもって脂質栄養の再定義に取り組み、DHAから抗酸化物質、次世代のオメガ3システムまで、より良い原料でブランドを勝利に導きたい」と述べています。

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