Rebellyous Foodsが代替肉の連続生産システムをアップデート、学校給食での拡大を受け売上高は3割増

米国の植物性代替肉メーカーRebellyous Foodsが、「Mock 3」生産システムの商用展開を開始したと発表しました。2025年の売上高は前年比で30%増加し、350万ドル(約5億5,200万円)の資金調達にも成功しています。

2025年は記録的な成功の年に


Rebellyous Foodsは、独自に開発した生産システムの最新版となる「Mock 3」を導入。従来の代替肉製造を、商業規模の自動化された連続プロセスへと転換させました。

すでに価格競争力のある製造コストを実現していましたが、今回のアップデートにより従来の鶏肉と同等規模の大量生産を達成し、さらにコスト削減を強化しています。

同社は2025年、前年比30%増の売上高と高い利益率を達成して、記録的な成功を収めました。さらに11月には350万ドルの新規調達も行い、2026年の拡大計画に向けた資金を確保。

代替プロテイン業界で生産規模拡大、コスト削減、それらを可能にする資金調達に苦戦する企業が多い中、例外的な存在となっています。

2,300kg/時の連続生産体制を構築


米国特許と国際特許合わせて14件を取得(さらに6件出願中)している「Mock 3」は、長年の開発期間を経て誕生しました。

このシステムにより、植物性代替肉のベース素材を「ジャストインタイム」方式で連続生産することが可能となり、従来のプロセスに必要な労力をごく一部にまで削減できます。

これまでは提携するRMS Foodsの施設で旧バージョンの「Mock 2」を稼働させていましたが、「Mock 3」ではワシントン州の自社設備で、1時間あたり5,000ポンド(約2,300kg)以上のヴィーガンチキンナゲット、パティ、チキンテンダーを製造できる体制を整えています。

機械設計エンジニアのCruz Philippeは、「製造コストの低下は規模拡大だけで解決する問題ではない。代替プロテイン製品のコストを従来品と同等にまで持っていくには、的を絞った製造技術の開発が鍵となる」と説明。

2021年からこの技術の開発に携わってきたPhilippeは、2日間にわたる連続稼働を無事完了した後、年末にシステムの商用化にこぎ着けました。下流工程の処理速度に合わせて、リアルタイムでスケールアップ・ダウンを実現できたといいます。

低コスト化の進展を受け、学校給食市場でも成功


代替肉製品が従来の食肉に比べて82%も高価なままにとどまっている米国で消費者への普及を図る上で、低コスト化は極めて重要です。

価格は植物性食品の普及拡大に向けた最大の障壁となっており、米国人消費者の53%が購入を控える理由に挙げていますが、別の調査では、45%の人が安価であれば植物性食品の方を購入する意思があることも明らかになっています。

Rebellyous Foodsの植物性チキンは現在、米国45州で販売されており、7つあるSKUのすべてが米国農務省(USDA)の全米学校給食プログラムの対象。最も価格に敏感とされる給食市場でも受け入れられ、2025年半ばの時点で、390以上の学区で500万人を超える生徒に提供されてきました。

外食事業者にとって同社は、持続可能なタンパク質の供給を手頃に受けられる貴重なサプライヤーとなっています。

参考記事:
Rebellyous Foods Lowers Plant-Based Meat Prices with Production Milestone After $3.5M Raise
This plant-based chicken startup is bucking alt-protein trends with a new production milestone – GeekWire
Rebellyous Foods brings continuous plant-based meat manufacturing to commercial scale with Mock 3 launch | PPTI News

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