Stockeld Dreameryの植物性クリームチーズが、ニューヨークの老舗ベーグル店Ess-a-Bagelに登場
スウェーデン発の代替乳製品メーカーStockeld Dreameryが、ニューヨークの老舗ベーグル店Ess-a-Bagelとの提携を発表しました。
米国での存在感を高める
Ess-a-Bagelは、Stockeld Dreameryのクリームチーズを使用し、47年の歴史の中で初めてとなる植物性サンドイッチを提供します。
Stockeld Dreameryの共同創業者でありCEOを務めるSorosh Tavakoliは、「より健康的でサステナブルな食品を一般社会に届けるため、国境を超えて協働したいという思いが一致し、即座に意気投合できた」と語りました。
同社のアニマルフリーのクリームチーズは、すでにニューヨークの3つの有名店で人気を博しています。Ground Support Cafe、Kossar’s Bagels & Bialys、Zucker’s Bagels & Smoked Fishに加えて、Zaro’s Family Bakeryでも間もなく発売予定。さらにニューヨーク全土へと拡大させる考えです。
加速する代替クリームチーズ開発
2019年創業のStockeld Dreameryは、2021年にシリーズAラウンドで1,650万ユーロ(約24億6,000万円)の資金調達に成功。これにより、チームと製品ポートフォリオの拡大を加速させました。
そうして誕生したクリームチーズは、発酵させたひよこ豆とレンズ豆を独自の比率でブレンドし、ココナッツオイルやスパイスなどを加えた製法。2年以上の開発期間を経て、昨年発売にこぎ着けました。
ナッツや大豆をベースとする代替クリームチーズのカテゴリーは、徐々に拡大しつつあります。今年3月には、イスラエルのChickPが、植物性クリームチーズの製造に用いるひよこ豆のタンパク質分離物を開発したと発表。
6月には、同じスウェーデンのオーツミルクのブランドOatlyが、オーツ麦ベースのクリームチーズを初めて米国で発売すると発表しています。
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