独Symrise、植物性食品に複数のメリットをもたらすひよこ豆由来の原料を発売

ドイツのSymriseが、味覚・栄養・健康に関する専門知識を生かした、さまざまなメリットを持つひよこ豆とアクアファバの原料を「diana food」シリーズから発売しました。

クリーンラベル製品の開発に最適


中東の伝統料理フムスやファラフェルの材料に使われ、近年はカレーやサラダの具材として日本の食卓でも見られるようになったひよこ豆。葉酸やビタミンB6の含有量は大豆よりも多く、健康志向の人々に好まれる食材です。

一方のアクアファバとは、ラテン語で「豆の水」を意味し、ひよこ豆の煮汁を指すもの。こちらはヴィーガンメレンゲと呼ばれるなど、10年ほど前から卵白・卵黄の両方に代わるヴィーガン食材として知られるようになりました。

香料の開発からスタートし長い歴史を持つSymriseは、食分野にもわたる技術力を生かして、消費者需要の高まりに対応した選択肢となるひよこ豆とアクアファバのフレーク原料を開発。フレーク状とすることで、製品の食感を改善すると同時に、水分や油分を保持する特性も備えています。

いずれも、EUで規制されるアレルゲンや遺伝子組み換え原料を含まず、クリーンラベル*1 製品開発の機会をひらく原料に。淡白な味と色味で幅広いレシピに適しており、賞味期限が常温で18カ月と長いのも魅力です。

SymriseのSophie Helleuxは、世界人口の42%が動物性食品の摂取を制限しているというEuromonitorの調査結果を引き合いに出し、「栄養価を向上させるひよこ豆フレークと、卵黄を完璧に代替できるアクアファバは、拡大する植物性食品市場に対応するソリューションとなる」と述べています。

*1 遺伝子組み換え原料や食品添加物を含まず、パッケージの表示が明確で分かりやすい食品。

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