米Credo Foodsが、オーツミルクをベースにした世界初のスプレーチーズを発売

米国の植物性食品メーカーCredo Foodsが、オーツミルクをベースにした世界初のヴィーガンスプレーチーズを発売しました。

3年の研究開発を経た新製品


日本ではなじみがありませんが海外で人気のスプレーチーズは、あらゆる年齢層の人々が植物性食品をより身近に感じられるようにするもの。

遺伝子組み換え作物、人工保存料、種子油を一切使用していないこの製品は、チェダーとスモーキーの2種類のフレーバーで展開。

保存料に頼らず常温で保存できる代替チーズを作るのは難しく、市場化にこぎ着けるまで3年以上の研究開発期間を要したといいます。

現在、Credo Foodsのウェブサイトで販売されており、価格は8オンス(227g)入りで7.99ドル(約1,260円)。米国のスーパーH-E-BWegmansでも、今月中に発売される予定です。

美味しい植物性食品をより身近に


Credo Foodsは「より体によく、かつ取り入れやすい方法で植物由来の食事にアプローチする」ことを目的に、Adam SalamonMadeline Salamonの夫妻が共同で創業。

Adamの家族が心臓病を患っていたことをきっかけに植物ベースの食生活を取り入れたものの、野菜に大きく頼る生活は娘にとってはやや苦痛だった様子。そこで、美味しい植物性食品を追求し世の中に送り出すため、起業に至りました。

スプレーチーズ以外にも、オーツミルクやカシューナッツから作られた各種代替チーズや、ヴィーガン向けのディップ、ソースなどを開発しています。

乳製品製造に関連した健康・環境問題に対する意識の高まりが主な要因となり、代替チーズ業界は急成長のさなかにあります。

今年発表されたResearch and Marketsレポートによると、世界のヴィーガンチーズ市場は2022年時点で24億ドル(約3,770億円)

今後、年平均成長率(CAGR)12.2%という大幅な伸びを示し、2028年までに倍の48億ドル(約7,550億円)規模に達すると予測されています。

参考記事:
Credo Foods Launches “World’s First” Oat Milk Spray Cheeze
Plant-Based Cheese Sprays : Oat Milk-Based Spray Cheese

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