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テトラパックがヒマワリ由来のタンパク質製品を発売、植物由来の栄養補助食品に対する需要の高まりに対応

スウェーデンで創業し、現在はスイスのローザンヌに本社を置く食品包装容器のメーカー、テトラパック(Tetra Pak)が、ヒマワリタンパク質を原料製品のラインアップに加えたと発表しました。

食品・飲料メーカーが植物由来製品への高まる消費者需要に対応しつつ、既存投資を最大限活用できるよう設計された原料です。

健康志向の消費者を引き付ける柔軟性の高い原料


ヒマワリタンパク質は、ほのかなナッツの風味、なめらかな口当たり、オフホワイトの色調に特徴付けられる原料。植物由来のアイスコーヒー、ヨーグルト、プロテイン飲料など、多様な製品に使用できる高い汎用性が魅力です。

また、植物由来製品への配合に理想的なアミノ酸プロファイルを持っており、生体内での高い消化性を示すとのこと。本原料は最大50%のタンパク質に加えて、食物繊維、ビタミン、抗酸化物質を含み、機能性食品や栄養強化食品に適しています。

製品中に2〜7%の割合で配合することで、タンパク質含有量の増加、口当たりの改善、栄養バランスの向上など、製品の要件に合わせた柔軟な調整が可能です。

原料ラインアップへのヒマワリタンパク質の追加は、消費者の74%が健康訴求表示のある製品を積極的に求めている現状を踏まえ、食品・飲料メーカーの栄養補助食品カテゴリーにおける参入・拡大を支援する取り組みを強化する動き。

最小限の調整と投資のみで現行の製造工程に組み込めるため、メーカーが市場投入までに費やす時間を短縮し、消費者ニーズに応える製品開発を支援します。

テトラパックの上級副社長Sasha Ilyukhinは、「ヒマワリタンパク質は再生可能で柔軟性の高い原料であり、製造ラインや配合に大きな変更を加えることなく、新たな製品開発の機会を切り開ける。メーカーにとっては既存のインフラを活用して製品ポートフォリオを拡大し、健康志向の消費者を引き付けて市場トレンドを先取りする優れた手段となるだろう」とコメントしました。

ヒマワリタンパク質は、植物性代替肉の原料としても使用できる可能性が研究で示されており、今後活用の幅が広がっていくかもしれません。

参考記事:
Tetra Pak Launches Sunflower Protein to Meet Rising Demand for Plant-Based Products
Tetra Pak introduces sunflower protein to support plant-based and functional product development | PPTI News
Tetra Pak launches sunflower protein for plant-based functional beverages

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