シンガポールのNext Gen Foods、ヴィーガンミートの可能性を広げる新技術「TiNDLE TrueCut™」を発表

植物性代替肉の「TiNDLE」ブランドを展開するシンガポールのNext Gen Foodsが、優れた風味、食感、口当たりを実現する「TiNDLE TrueCut™」テクノロジーを発表しました。米・シカゴで先月開催された、National Restaurant Association Showで公開されています。

急速な成長を見せるNext Gen Foods


2020年発売のTiNDLEは、シンガポール国内の約十数軒のレストランでの展開から、わずか2年間で急速に成長。今年1月にドイツのスーパー6,000店舗、4月には英国のスーパー「モリソンズ」350店舗への進出を発表しました。

また、Next Gen Foodsは今年3月、英国を拠点とするヴィーガンジェラートのスタートアップ、Mwah!を買収し、新たな分野へと事業を拡大させています。

ヴィーガンミートの可能性を広げる


新しい「TiNDLE TrueCut™」テクノロジーは、水、大豆タンパク、ひまわり油、菜種油、天然調味料、塩をベースに、製造工程の工夫で肉の食感を完成させ、鶏胸肉と同じしっかりとした噛みごたえとうま味を実現するもの。遺伝子組み換え原料やコレステロールは含まれていません。

同技術の開発にあたっては、世界中のプロの料理人や料理研究家によるテストを実施。Next Gen Foodsの研究開発チームが、タンパク質や筋繊維の精製方法に関する独自の知見をもとに、筋肉組織と脂肪の組み合わせを正確に再現しました。

同技術により今後の製品開発をスピードアップさせ、本物の鶏肉に近い代替品の開発に拍車をかけられるといいます。

なお、「TiNDLE TrueCut™」テクノロジーを使用した新製品の発売日は未定ですが、年内に詳細を発表予定だとしています。

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