米Crafty Counterの植物性代替卵「WunderEggs」、外食産業向けにオンラインで販売開始

市場でのプレゼンスを高めている米Crafty Counterが、オンラインの外食産業向けサプライヤーWebstaurantStoreを通じて、ヴィーガン向けゆで卵製品「WunderEggs」の販売を開始したと発表しました。

利便性の高い調理済み代替卵


WunderEggsは、史上初の調理済み植物性ゆで卵として2021年に発売。カシューナッツ、アーモンド、ココナッツミルクをブレンドし、寒天、ブラックソルト、ターメリックエキスを加えた、100%植物由来の代替卵製品です。

GMOフリー、グルテンフリー、大豆や乳製品不使用で、ヴィーガン市場に加えて、アレルギーを持つ人々や、クリーンラベル製品を求める健康志向の消費者にもアピールしています。

Webstaurantstoreは、植物性食品カテゴリーで前年比110%の成長を記録しているオンラインの外食向けサプライヤーで、需要の高まりに対応して植物性食品の取り扱いを一貫して拡大。

植物性代替肉大手のImpossible FoodsGardeinBarvecue、代替チーズを開発するPleese Cheeseといった企業も、同社のウェブサイトに製品を掲載しています。

WunderEggsは、レストランなどの外食事業者向けに、1ケースにつき6個入り×20パック、計120個入りで提供。ラーメンの具材やサラダをはじめとした多様なレシピに適しており、多用途性と利便性が魅力です。

さらなる販路、製品ラインの拡大へ


Crafty Counterは昨年、6パック入りの調理済みWunderEggsを、全米のWhole Foods Marketで発売。

つい先日には、コストコとの戦略的提携により、米国で今月開催されるCostco Roadshow(消費者向けの製品紹介イベント)に登場することが発表されました。

ウェブサイト上では現在、Black Salt WundereggsE’Thing Wunder Wundereggs(米国のスーパーTrader Joe’sのPB商品として販売されているシーズニング「Everything But The Bagel」を使用)、2種類の味を展開しています。

また、同じ米国の植物性食品メーカーFabalishとのコラボレーションで、ホリデーシーズン限定の「Deviled Wundereggs」を発売。ゆで卵の黄身にFabalishの有名なヴィーガンマヨネーズを混ぜてペーストにした、欧米で人気のデビルド・エッグ製品です。

今後については、植物性の卵白を使用したパティの導入により、製品ラインをさらに多様化する計画を明らかにしています。

参考記事:
Crafty Counter’s Vegan WunderEggs Now Available for Foodservice via WebstaurantStore
Crafty Counter Teams Up With Costco to Showcase WunderEggs at US Roadshows

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