米Atlantic Fish Co、培養ブラックシーバスのプロトタイプを試食イベントで初披露

米国の培養シーフード企業Atlantic Fish Coが、世界初となる培養ブラックシーバスの試作品開発を発表しました。ノースカロライナ州のNC Food Innovation Labで開かれた試食イベントで披露しています。

漁業に伴うさまざまな問題を解決


2020年創業のAtlantic Fish Coは、懸濁培養液中で増殖が可能な魚の細胞を培養する技術を開発。オヒョウやシーバスなどの天然魚の、高性能な細胞株の樹立に焦点を当ててきました。

これらの魚種は水産養殖には適していない上、漁獲には温室効果ガスを大量に排出するトロール漁業が用いられるという問題があります。

同社によると、シーフード生産はCO₂換算で年間7億1,800万トンもの排出を生み出しているとのこと。今後数十年の間に増加する世界人口を養うために必要な、持続可能な代替品の開発を目指しています。

また、CEOのDoug Grantが「水銀、抗生物質、マイクロプラスチックを含まないシーフードを提供する」と言うように、天然の魚に由来する汚染や、水産養殖に使われる抗生物質などの残留の懸念もありません。

同社は、ブラックシーバス用にカスタマイズされた成長培地を開発し、生産コストを低下させることを次なる目標に設定。加えて、レストラン業界のパートナー向けに、製品の試食イベントを開催する計画です。

参考記事:Atlantic Fish Co. Unveils the “World’s First” Cultivated Black Sea Bass Prototype

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