エストニアのMati Foodsがマイコプロテインをベースとした代替魚製品を発売、北欧市場に展開へ

エストニアのフードテック企業Mati Foodsが、マイコプロテインを主原料に使用した新製品「Fishless Fillets」を発売しました。

小売り・外食で同時に展開を開始


Mati Foodsは、独自の食感形成技術により開発した主力製品として、ホールカットの代替鶏肉「Chickenless Fillets」を展開。原料にはマイコプロテインをベースに、ジャガイモタンパク質、菜種油、増粘剤(カラギナン)、竹繊維、天然香料を使用しています。

100gあたり14.9gのタンパク質と11.6gの食物繊維を含有し、加工を最小限にとどめたクリーンラベルの代替品として、エストニア国内のみならずフィンランドでも販売してきました。

この製品は、植物性食品を推進するエストニアのNGO、Taimse Teisipäevの「今年の植物性食品」にも選ばれています。

これに続く新製品となる「Fishless Fillets」は、従来の魚に代わるホールカットの代替魚フィレ。1年以上の開発期間を経て発売され、エストニア国内の主要スーパーマーケットチェーン、CoopとPrisma Peremarketidで取り扱いが始まりました。

また、Vegan Restoran VやVeg Machineといった、首都タリンに店を構えるヴィーガン対応レストランのメニューにも採用されています。

Mati FoodsのCEOを務めるTriin Remmelgasは、「満足のいく食体験を保証する当社の最高基準を満たすよう、時間をかけて開発した。戦略的な中断や方向転換を幾度も重ねて完成した、本物に近い風味と食感に満足している」とコメントしています。

同社は「Fishless Fillets」についても、国内での発売に続きフィンランドをはじめとした北欧市場へ展開する計画です。

参考記事:
Mati Foods | Facebook
Mati Foods Introduces Mycoprotein Fishless Fillets in Estonian Market
Sustainable Seafood-Free Fillets : Fishless Fillets

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