オランダの飲料大手Refresco、植物性ミルクのリーダー企業SunOptaを約1,700億円で買収へ

米国・ミネソタ州に本社を置くSunOptaが、オランダの飲料大手Refrescoによる買収に関する最終合意書に調印したと発表しました。
二桁成長を継続する代替ミルク製品
全額現金による買収額は約11億ドル(約1,700億円)に上り、合意条件に基づき、SunOptaの株主は1株あたり6.5ドル(約1,000円)を受け取る予定。
この戦略的買収により、SunOptaの健康志向の製品群とRefrescoのグローバルな製造規模が統合され、拡大する植物性飲料分野におけるRefrescoの事業基盤が大幅に強化される見込み。取引は2026年第2四半期に完了予定です。
SunOptaは、植物由来のミルク、コーヒークリーマー、スープ、スナックを外食産業やプライベートブランド向けに製造するほか、自社ブランド「SOWN」、「DREAM」、「WEST LIFE」から乳製品フリーの代替ミルクを販売しています。
昨年にはグローバル原料部門をAmsterdam Commoditiesに約3億9,000万ドル(約597億円)で売却し、得た資金を植物性ミルク事業への投資強化と債務返済に充てる方針としていました。
Circanaの調査では、米国では2025年9月7日までの1年間において、代替ミルク製品の売上高と販売数量はそれぞれ3%、5%減少。それにもかかわらず、SunOptaは昨年も成長を続け、2025年第3四半期には前年比約17%増となる2億540万ドル(約315億円)の売上高を記録しました。
CEOを務めるBrian Kocherによると、顧客からの製造能力拡大の要請が、想定をはるかに超えるペースで発生しているとのこと。サプライチェーンに負荷がかかってきたため、テキサス州の工場に新たな無菌製造ラインを新設すると発表しました。
北米でのプレゼンス強化と外食市場への進出を見込む
Refrescoは小売りを中心に清涼飲料、果汁飲料、アルコール飲料、そして植物性ミルクも一部手掛けるオランダの大手企業。今回の買収を通じて、新たに外食産業への進出も見込んでいます。
RefrescoのCEO、Steve Presleyは「SunOptaは当社のポートフォリオに卓越した戦略的付加価値をもたらし、急成長中の植物性飲料カテゴリーにおける当社の地位を大幅に強化するだろう。これにより北米におけるプレゼンスと能力がさらに向上し、他地域との地理的バランスもより均等になる」とコメントしました。
SunOptaはナスダックおよびトロント証券取引所では上場廃止となり、オランダ企業の完全子会社となります。
CEOのKocherは、「この戦略的統合は、急成長する健康志向食品・飲料分野における主要なソリューションパートナーになるという当社のビジョンを裏打ちするものだ。過去数年間、主要顧客にサービスを提供する卓越したプラットフォームを構築し、最高水準の安全性と品質基準を維持しながら、二桁成長を継続的に達成してきた。Refrescoとの提携によって、当社の潜在能力を最大限に引き出すための資源と規模が得られるだろう」と述べています。
参考記事:
SunOpta Sold to Refresco as Plant-Based Beverage Demand Surges
Refresco to Buy Plant-Based Milk Leader SunOpta for $1.1B After Boost in Sales & Demand
Plant-based food maker SunOpta sold for $1.1B | Food Dive


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