Fenton Food and Beverageがミシガン州の助成金を獲得、約90億円を投じて植物性ミルクの製造拠点設置へ

カナダの飲料メーカーYa YA Foodsのオーナーが設立した新会社Fenton Food and Beverageが、5,620万ドル(約89億3,000万円)を投じて植物性ミルク工場を建設するため、ミシガン州からの助成金を獲得しました。

水を使ってナッツから直接ミルクを抽出


ミシガン州戦略基金(MSF)理事会は、Fenton Food and Beverageに対する助成金の交付を承認。同社の独自技術を代替ミルクの製造に用いる、北米初の拠点の設置を支援します。

Fenton Food and Beverageは、30年以上にわたって食品・飲料を製造してきたYa YA Foodsの創業者でCEOを務める、Yahya Abbasが所有する企業。Ya YA Foodsの植物性ミルクの製造量は米国でも2番目に多く、スウェーデンのオーツミルク大手Oatlyの製品も共同製造しています。

ミシガン州が助成する金額は96万ドル(約1億5,300万円)で、少なくとも96人の新規雇用を創出するという約束を果たすことが条件。また、MSF理事会は、5年間で総額16万8,000ドル(約2,670万円)に上る税制優遇措置を承認しました。

新工場の場所はまだ確定していませんが、Fenton Food and Beverageは75,000~100,000平方フィート(約7,000〜9,300平方メートル)の製造施設を購入し、必要な作業者を雇用する予定。

ペースト状にしたナッツから植物性ミルクを製造する従来の方法とは異なり、水を使ってナッツから直接ミルクを抽出する新技術を活用します。

ミシガン州は複数の大型プロジェクト誘致に成功


Flint & Genesee Economic AllianceのTyler Rossmaesslerによると、新拠点はアーモンドミルクがメインとなるものの、少量生産でその他の飲料も製造可能とのこと。新製品を市場でテストしたい起業家やメーカーは、この施設でテストを行うことができるといいます。

MSFは、Fenton Food and Beverageを含めて3件の助成金を同時期に交付し、新規雇用の創出と設備投資の呼び込みに成功しました。

州知事のGretchen Whitmerは、「ミシガンは活気に満ちて開かれたビジネス環境があり、農業や先端製造業などの分野で大型プロジェクトを誘致・獲得している」と述べています。

中西部と南東部の6州が新工場の誘致を競う中でミシガン州を選んだAbbasは、同州は「立地選定の初期の段階から際立っており、フェントン市はアクセス、労働力、そしてパートナーシップの面で理想的な組み合わせを提供してくれた」とコメント。

アクセス面では、世界各地への接続性を高めるデトロイト・メトロポリタン空港の存在が重要な要素となっています。フェントン市は現在、ビジネスパークのインフラ整備に投資することで、Fenton Food and Beverageのプロジェクトを支援しています。

参考記事:
YA YA Food Corp. planning manufacturing development in Fenton
Ya Ya Foods Owner Gets State Funding to Build $56M Plant-Based Milk Facility in Michigan
Michigan Backs $56M Facility to Produce Plant-Based Milk With New Water-Based Nut Extraction Process

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