米LIVEKINDLY Collectiveが、冷凍ヴィーガンミートのスタートアップAlpha Foodsを買収

植物性食品を手掛ける米LIVEKINDLY Collective(以下、LKC)が、植物性代替肉スタートアップのAlpha Foodsを買収したことを発表しました。

北米市場への重要な足掛かり


2015年設立のAlpha Foodsは、冷凍のブリトー、ハンバーガー、ナゲットなどをラインアップに持ち、米国とカナダで全国的な小売販売を行っているほか、香港のGreen Mondayとの提携によりアジアでも小規模な事業を展開しています。

代替肉の主原料には、濃縮大豆タンパク質を使用。大豆の過剰栽培が南米アマゾンの森林破壊や森林火災の原因となっていることを踏まえ、米国内から遺伝子組み換えでない大豆を調達しています。

同様に、環境破壊の問題が取り沙汰されるパーム油も原材料リストから削除するなど、持続可能性に向けた努力を怠りません。

同じカリフォルニアのスタートアップ企業Eat Justや、女優アン・ハサウェイも支援する精密発酵企業のThe EVERY Companyとのコラボレーションも実施。Just Eggのアニマルフリー液卵とThe EVERY Companyの卵白プロテインを、自社製品の原料に使用しています。

統合が加速する植物性食品業界


植物性食品の先行きが不透明な中、買収などによる統合の動きが加速。英国のMeatless Farmは今年6月、業績悪化から同じ英国のヴィーガン食品ブランド、VFCの傘下に。

豆腐製品の販売を行う森永乳業の米国現地法人Morinaga Nutritional Foodsは、Tofurkyを手掛ける業界大手のTurtle Island Foodsを買収しました。

LKCはすでに、5つの植物性食品ブランド(Fry’sOumph!LikeMeatNo MeatThe Dutch Weed Burger)を保有。今回の戦略的買収により、調理済みの朝食や間食のカテゴリーにも進出し、飽和状態にある植物性食品市場での地位を固める狙いです。

一方のAlpha Foodsは、40カ国以上に広がるLKCの流通ネットワークの恩恵を受けることになり、こちらも事業拡大につながる見込み。LKCは、オランダや南アフリカにも最新鋭の工場を持ち、膨大な生産能力を有しています。Alpha Foodsは現在北米で委託生産を行っていますが、海外に生産を移管することで商品原価を下げることも可能とみています。

Alpha Foodsの共同創業者Loren Wallisは、「LKCの傘下に入ることで、パテやナゲットのようなどこにでもある製品の植物性バージョンを量産するだけにとどまらず、イノベーションを推進しながら持続的に成長することができる」と述べています。

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