イスラエルのEFISHient Proteinが、培養ティラピアのプロトタイプ開発に成功

イスラエルのB2Bフードテック企業EFISHient Proteinが、培養ティラピアの切り身の試作品を発表。持続可能な白身魚の大規模生産という同社の使命に向けて、大きく前進したことを明らかにしました。
予想を上回る早さでプロトタイプ開発に成功
EFISHient Proteinは、イスラエル最大の国立農業研究機関Volcani Instituteと、投資ファンドのBioMeat Foodtechの共同で設立されました。
創業以来、同国最大の湖であるガリラヤ湖に多く生息し、地元の料理として親しまれている白身魚ティラピアの培養に専念。
その技術は大きく評価されており、食品大手のTnuvaとCalcalistが共同で主催したコンペ「FoodTech 2022」の最終選考6社に残っています。さらに今年初めには、技術革新で社会と環境の変革に貢献する企業を表彰する、Aviram Awardsのセミファイナリストに選出されました。
当初、同社はプロトタイプの開発目標を2年以内としていましたが、予想をはるかに上回る早さで今回開発に成功。
CEOのDana Levinは、「培養魚業界のリーダー企業となるための新しい重要な一歩を踏み出せたことを嬉しく思う。健康や持続可能性の問題を抱えた産地からの供給が多く、環境影響の大きい従来の白身魚に匹敵する製品を、競争力のある価格で提供できるようになるだろう」と述べています。
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