スペインのNovameatが、クリーンラベル需要に応える植物由来のプルドポーク&ラムを外食市場に投入

スペイン・バルセロナの食品メーカーNovameatが、植物性タンパク質製品のラインアップに2つの新製品、「Pulled Lamb Style」と「Pulled Pork Style」を追加しました。9月1日より外食業界のパートナー、流通業者、食品メーカーに対して供給されます。

繊維状の食感を再現して差別化を図る


Novameatは独自のマイクロ押出成形技術「MicroForce」を用いて、従来の食肉を置き換える植物性代替肉の開発を実施。これまでの牛肉と鶏肉のラインアップに、新たにラム肉と豚肉を追加しました。

創業者でCEOのGiuseppe Sciontiは、「これまであまり一般的でなかった2種類の植物由来製品でプルドミートのカテゴリーを拡大して、シェフが探求する料理の可能性を高めるためのツールキットを提供したい」とコメント。

Pulled Lamb Style」は、競合の少ない市場を狙った製品です。ラム肉特有の繊細な口当たりと風味は再現が難しいといい、「研究開発における重要なブレークスルー」を達成できたとのこと。じっくりローストした料理やタジン、ケバブといった伝統的な料理を含む、さまざまな料理への応用が想定されています。

一方の「Pulled Pork Style」は、より競合の多い市場セグメントをターゲットにしているものの、繊維状の食感でジューシーさを持たせ、従来のプルドポークそっくりに仕上げることで差別化。用途としては、バーベキュー料理、シチュー、ラップサンドなどが提案されています。

どちらの製品も最小限の成分リストで構成され、主原料はエンドウ豆、ヒマワリ油、天然の増粘剤として機能する海藻エキスなど。大豆やグルテンといった主要なアレルゲンは含まれず、複雑な添加物も使用していません。

クリーンラベル需要に応える独自技術


Novameatが開発した「MicroForce」テクノロジーは、標準的な食品産業機器に特許取得済みの微調整を加えることで、3Dプリンティングで形成されるのと同じ繊維状の質感を、より大規模に実現できるようにしたもの。

これによりメチルセルロースやカラギナンのような添加物を避けられ、「消費者が自分の食べるものに対して今までになく注意を払うようになり、自然で簡明な原材料リストを持ったクリーンラベル製品を求める中で、こうした技術は特に重要だ」とSciontiは述べています。

主要な健康団体が植物性代替肉の持つ健康面のメリットを示唆しているにもかかわらず、欧州の消費者の60%は加工の多い食品を積極的に避けたいと回答。欧州では3人に2人が成分表を見て購入を考え直すとした調査もあり、Novameatのクリーンラベルはこうした層に十分アピールできると考えられます。

同社は昨年9月にクローズしたシリーズAラウンドで、1,740万ユーロ(約29億9,000万円)の資金を調達。B2Bで欧州全域への展開を計画しており、その後は北米やアジア太平洋への販路拡大も見据えています。

参考記事:
Scientists explain how Novameat Pulled Pork and Lamb were created – Novameat
Novameat Launches Plant-Based Lamb and Pulled Pork Alternatives for Food Service
Novameat Leans Into Clean-Label Demand with Plant-Based Pulled Pork & Lamb

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。