• HOME
  • ニュース
  • 植物性食品
  • Beyond Meatが機能性飲料市場に参入、腸と筋肉の健康をサポートするプロテイン飲料「Beyond Immerse」を発売

Beyond Meatが機能性飲料市場に参入、腸と筋肉の健康をサポートするプロテイン飲料「Beyond Immerse」を発売

植物性代替肉の大手企業Beyond Meatが、食品以外の分野に初進出。腸と筋肉の健康をサポートするプロテイン飲料「Beyond Immerse」を発売しました。

「肉」を超えて新たな分野を開拓


2009年にBeyond Meatを設立したCEOのEthan Brownは、昨年7月に段階的なブランド刷新を発表し、従来の「Meat」という名称を超えて新たな形態で植物性タンパク質を開拓していく方針を示していました。

その後間もなく、食肉の正確な模倣を意図していないソラマメベースのクリーンラベル製品「Beyond Ground」シリーズを発売。

さらに今、国内の健康・ウェルネス市場をターゲットとした植物性プロテイン飲料シリーズ「Beyond Immerse」を送り出し、米国におけるタンパク質需要の爆発的増加は、複数の方法で満たし得るという認識を示しています。

Beyond Immerse」は、タンパク質と食物繊維を豊富に配合した缶入り炭酸飲料。ベースにはエンドウ豆タンパク質加水分解物とタピオカ繊維を使用し、少量の酒石酸、アスコルビン酸、クエン酸、ステビア葉抽出物、ラカンカ抽出物、天然香料を配合しています。

また、免疫サポートのためのビタミンC、抗酸化物質、電解質も加え、遺伝子組み換え原料や糖アルコールは使用していません。

3種類のフレーバーがあり、1缶あたりのタンパク質含有量が10gまたは20gの2種類を展開。カロリーはそれぞれ60kcal、100kcalで、いずれも食物繊維は7gです。

新製品は、同社のオンラインプラットフォーム「Beyond Test Kitchen」で期間限定で販売中。このプラットフォームは、新製品の一般展開前に顧客に先行体験してもらう目的で、昨年10月に開設されました。1缶12オンス(約340g)が12本入りで、価格は29.95〜34.95ドル(約4,740〜5,530円)に設定されています。

腸内の健康とタンパク質摂取に関する需要に対応


「Beyond Immerse」は全体として、筋肉の成長と健康、腸内環境のバランス改善、そして免疫強化をサポートするような設計。

昨年話題になったTikTok発のFibremaxxing(ファイバーマキシング=食物繊維の摂取を増やす)トレンドによって、米国では腸内の健康に対する注目が高まってきました。

また、オゼンピックやマンジャロといった糖尿病治療薬を減量目的で適用外使用する例が増えており、これらを服用する米国人の割合は、2024年初頭から2025年夏にかけて5.8%から12.4%へと倍以上に増加。服用に伴い、8~16カ月で筋肉量が25~40%(通常のダイエットや加齢に伴う筋肉減少の数倍)減少するとされるため、タンパク質需要が同時に増加する結果となっています。

Beyond Meatの機能性飲料市場への進出は、こうした背景を反映した施策となります。

タンパク質の摂取方法についても急速に多様化が進んでおり、ホールフードは依然として戦略上重要ですが、飲料などのタンパク質強化製品の人気が高まっている傾向。

データ分析会社Numeratorのアナリストは、プロテインシェイクのような粉末製品とは異なり、「栄養強化スナックや飲料は、健康志向の消費者にとって価格感や人工的なイメージに関する抵抗が少ない」点が重要な強みになっているといいます。

2020〜24年にかけて、市場に出回る高タンパク飲料の数は122%増加。同社の調査では、現在タンパク質を強化した炭酸飲料を飲んでいる消費者の割合は6%に過ぎませんが、将来的に購入する意向を示した人はその2倍に上ります。

Beyond Meatにとっての2025年は、1億ドル(約158億円)の融資契約締結や、債権者との債務再編での合意を経験した激動の年となりました。経費削減のため中国事業を停止した後、SNSで破産の噂が流れ株価が史上最低値を記録したこともありましたが、その中でも開発努力を続け、外食分野で菌糸体ステーキを発売しています。

参考記事:
Beyond Immerse: Plant-Based Meat Giant is Now Selling Protein Drinks
Beyond Meat steps into functional drinks with Beyond Immerse protein beverage | PPTI News
Beyond Meat enters beverage category with protein drinks | Food Dive

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。