イタリアのForeverland、高食物繊維かつ添加糖不使用のカカオフリーチョコレートを発表

カカオフリーチョコレートを専門に開発するイタリアのForeverlandが、欧州におけるウェルネスブームの需要を取り込むべく、添加糖不使用かつ食物繊維を豊富に含む新製品の発売を発表しました。
独自の天然甘味料ブレンドを採用
今年3月に600万ユーロ(約11億1,000万円)の資金調達を行ったForeverlandは、キャロブ(イナゴマメ)を主原料とする代替チョコレート「Choruba」の添加糖不使用バージョンを新たに発売しました。
人工甘味料を使用しない独自の甘味料ブレンドを採用することで、従来のチョコレートと変わらない風味を保ちつつ、クリーンラベルを維持できる製品を実現しています。
既存の製造工程にそのまま組み込める「ドロップイン」型のソリューションとして機能し、成形、コーティング、練り込み、デコレーションといった多様な用途において、同社のほかのカカオフリー製品と同様の仕上がりを実現します。
キャロブの果実は世界的にその90%が廃棄されており、種子のみがローカストビーンガム(増粘安定剤)として利用されているのが現状。
Foreverlandはこの副産物をアップサイクルし、カボチャの種やヒヨコ豆とブレンドすることで、環境負荷の大きさが問題視されるカカオを代替しました。従来のチョコレート生産と比較すると、水の使用量を90%、排出量を82~91%削減できます。
欧州の消費者需要の変化に対応
新製品の発売は、砂糖を避ける一方で食物繊維を積極的に求めるという、消費者需要の急速な変化に沿った動きです。
Foreverlandの共同創業者でCEOを務めるMassimo Sabatiniは「健康志向の製品に対する消費者の期待は確実に変化している。消費者はすべてを求めており、妥協しようとはしない。もはやスナックは単なるスナックであってはならず、美味しい上に機能性も兼ね備えている必要がある」と述べています。
Tate & Lyleが昨年7カ国で実施した調査では、回答者の過半数が今後12カ月間で砂糖の摂取量を減らす予定だと回答しました。Ingredionによる調査でも、世界中の回答者の64%が、健康上の理由から砂糖の摂取を積極的に控えていると答えています。
一方で、多くの欧州人は食物繊維が不足しているといい、「週に30種類の植物性食品を取る」ムーブメントや、「ファイバーマキシング」、「ファイバーレイヤリング」といったSNS発のトレンドを通じて、腸内環境の健康に対する意識が高まっています。
Foreverlandは、同社の新製品ラインが持つ多機能性という利点により、メーカーは配合やマーケティングの面で大きな優位性を得られると主張。変化する市場の需要や規制上の圧力に対応しつつ、カカオ市場の価格変動リスクを低減することが可能だとしています。
参考記事:
Foreverland amplia il suo portafoglio con una nuova Linea Funzionale – Foreverland
Italy’s Foreverland Unveils ‘Functional’ Cocoa-Free Chocolate with High Fibre & No Added Sugar


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