インドのArboreal Bioinnovationsが、酵母タンパク質や次世代甘味料の事業拡大に向け約38.4億円を調達

インドのフードテック企業Arboreal Bioinnovationsが、酵母や植物由来のタンパク質、代替砂糖、食物繊維といった機能性原料の生産規模を拡大するため、シリーズAラウンドで23億ルピー(約38億4,000万円)の調達を行いました。
1,100社を超える顧客の製品に採用
今回のラウンドはEAAA AlternativesとOmnivoreが主導し、既存株主であるRainmatter by Zerodhaも投資に参加しました。
2018年にCEOのSwati PandeyとCOOのManish Chauhanによって設立されたArboreal Bioinnovationsは、食品や飲料、機能性食品、サプリメント向けに各種の独自原料を開発しています。
主力ブランドの「Bioprot」を通じては、SuperYou、Cosmix、Yoga Barといった国内の人気ブランドに酵母タンパク質を供給。すべての製品を合わせると1,100社以上のメーカーに採用されているといい、過去18カ月間で300以上の新製品発売を支えてきました。
新たに調達した資金は、製造能力の拡大、研究開発の強化、そして次世代原料のポートフォリオ拡充に充てられる予定です。
Omnivoreの代表を務めるJinesh Shahは、「クリーンラベルや機能性食品へのシフトが進む中、味や利益率を犠牲にすることなく、明確な健康上のメリットをもたらす技術的に優れた素材が求められている」とコメント。
「Arboreal Bioinnovationsは、独自の配合技術によって、市場における重要なニーズの空白を埋める存在だ。代替甘味料から新規の酵母タンパク質やコラーゲンに至るまで、同社が有する研究開発基盤は、次世代の健康・ウェルネスブランドを支える力になるだろう」と語りました。
機能性食品ブランドの大型調達が相次ぐ
Arboreal Bioinnovationsは現在、異なるカテゴリーにまたがる5種類の原料を展開。タンパク質原料としては、上述の「Bioprot」に加えて「Evo」があり、癖のない風味と口当たりを兼ね備えた、高品質な植物性タンパク質分離物の開発を進めています。
「Pyure」は、ラカンカ(モンクフルーツ)、ステビア、エリスリトールなどを使用した、ゼロカロリーまたは低カロリーの甘味料。「Cococo」は、制御された発酵プロセスで特性を引き出したカカオベースの原料です。
そのほか、インド初の海洋性コラーゲンペプチド「Ori」や、腸内環境の改善などに寄与する食物繊維原料の開発にも取り組んでいます。
機能性食品の購入率が世界で3番目に高く、購入経験のある国民が90%近くに上るというインドでは、次世代食品や機能性食品ブランドによる大型の資金調達が相次いでいます。
昨年末には、人気の投資リアリティ番組『Shark Tank(シャーク・タンク)』に出演したEarthfulが、植物性プロテインパウダーをはじめとした女性向け健康製品の展開強化に充てるべく、2億6,000万ルピー(約4億3,500万円)を調達しました。
今年6月には、TruNativがサプリメント、プロテイン、代替砂糖製品の拡大に向け29億ルピー(約48億5,000万円)を調達。Good Monkもサプリメントや植物性タンパク質の事業拡大を目指し、3億3,000万ルピー(約5億5,100万円)を確保しています。
参考記事:
Swati Pandey | LinkedIn
Arboreal Bioinnovations secures US$24.1 million Series A to expand next-generation ingredient platform | PPTI News
India’s Arboreal Bags $24M to Scale Yeast Proteins, Next-Gen Sweeteners & More
Arboreal Secures ₹230 Crore Series A Funding Led by EAAA Alternatives to Boost Food Innovation, ETEntrepreneur
Arboreal Bioinnovations raises ₹230 cr in Series A funding for specialty food ingredient expansion – BusinessToday


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