タイの高級ホテルローズウッド、プラントベースのメニュー拡充に向けLever Foundationと連携

香港に本社を置く高級ホテルブランドのローズウッド・ホテルズ&リゾーツ(Rosewood Hotels & Resorts)が、持続可能な食料システムの構築に取り組む国際NGO、Lever Foundationとの提携を発表しました。
タイ国内の2つの拠点「ローズウッド バンコク」および「ローズウッド プーケット」において、プラントベースのメニューの拡充と食材調達の見直しを図ることを目的としています。
サステナビリティと極上の食体験を両立
今回の提携では、両ホテルの調理、マーケティング、運営に携わるスタッフを対象とした研修体制を構築することで合意がなされました。Lever Foundationは、食材の調達、調理工程、そしてゲストへのプラントベース料理の提供方法などについて助言を行います。
ローズウッドはまた、今後数年間をかけて持続可能な調達方針を全施設へと拡大していくことを表明しましたが、具体的な数値目標や実施スケジュールについては現時点では示されていません。
東南アジア地域の調理オペレーションを統括するLuca de Negriは、「サステナビリティと極上の食体験は相反するものではなく、互いに高め合うものだと信じている。今回の取り組みは、地元の食材への敬意、変化し続けるゲストの価値観、そして当社が事業を展開する地域社会や環境に対する責任を反映した動きだ」とコメントしました。
ローズウッド バンコクでは、タイ料理レストラン「Lakorn」が地元産の食材を使ったプラントベース料理を新たにメニューに加える予定。ローズウッド プーケットでは、レストラン「Red Sauce」の朝食メニューが拡充され、植物性食品の選択肢が増やされます。
変革が進むアジアのホスピタリティ業界
ローズウッドはすでに、ホテルから半径400km圏内で農産物などの食材を調達する「Partners in Provenance」イニシアチブを実施中。輸送による排出量削減と、近隣の農家を支援する目的があり、タイの両ホテルはグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)の認証を取得しています。
主にアジアで活動する米国拠点の慈善団体Lever Foundationは、食品企業やホテルグループから、植物性食品の導入や責任ある調達に関する一連の約束を取り付けてきました。
ホスピタリティ業界における最近の取り組みには、香港のArtyzen Hospitality Groupと共同で策定したプラントベース食に関する方針や、GSTCが認証事業者に対してメニューの30%をプラントベースとするよう要求した新基準「Food and Beverage Standard」に関連するキャンペーン活動などが含まれます。今年に入って、プログラムの対象地域をタイやインドにも拡大しました。
タイの消費者は、宿泊先や食事場所を選ぶ際、健康や環境への配慮をますます重視するようになっているとのこと。政府も植物性食品を主体とした食料システムへの転換を呼びかけており、2024年には植物性食品市場の世界的なハブとなるための政策ロードマップを策定しています。
参考記事:
Rosewood Ties Bangkok and Phuket Hotels to Lever Foundation for Plant-Based Menu Expansion
Rosewood Bangkok and Rosewood Phuket expand plant-based dining


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