カナダのLandish、Plantible Foodsのルビスコを配合した植物由来のタンパク質パウダーを発売

ウェルネス分野でサプリメントなどを展開するカナダのLandish Foodsが、Plantible Foodsのウキクサ由来のルビスコ(RuBisCO)に4種類の植物性タンパク質を組み合わせた、新しいプロテインパウダーを発売しました。

さまざまな栄養上のメリットをもたらす植物性タンパク質


Landish Foodsの新しいプロテインパウダーは、米国のスタートアップ企業Plantible Foodsとの提携により実現しました。

ウキクサの葉から抽出した、世界で最も豊富に存在するタンパク質といわれるルビスコタンパク質「Rubi Protein」に加えて、ソラマメ、アルファルファ、ヘンプシード(麻の実)、スピルリナ由来のタンパク質を配合しており、スプーン1杯(24g)あたり20gの完全タンパク質を摂取できます。

この製品は「すっきりとした癖のない味わい」であり、増粘剤や安定剤を使わなくても「シェイクやスムージーに自然な滑らかさとクリーミーな泡立ちを与える」とのこと。

栄養上の利点も多く、例えばソラマメには、ドーパミンの生成を助ける化合物であるレボドパが豊富に含まれているほか、抗酸化・抗炎症作用を持つ生理活性ペプチドも供給します。

アルファルファは、細胞の修復や心血管の健康をサポートする必須アミノ酸とミネラル、生物活性化合物を含有。ヘンプシードはオメガ脂肪酸、食物繊維、抗酸化物質が豊富で、筋肉の維持、満腹感の持続、微量栄養素の摂取を助けます。

そして、藍藻類の一種であるスピルリナには、タンパク質、ビタミンB群、フィコシアニン、プレバイオティクス多糖類が豊富に含まれており、エネルギーの向上、腸内環境や免疫機能の改善、酸化ストレスの軽減に寄与します。

これら5種類の植物由来原料に加えて、ニホンコウジカビ(Aspergillus oryzae)の発酵によって生成されたプロテアーゼも配合。この酵素は、タンパク質をより小さなペプチドやアミノ酸に分解して吸収を促進するとともに、消化を助け、膨満感を軽減する働きをします。また、砂糖、甘味料、香料は一切添加されていません。

年間生産能力を1,000トン以上に拡大へ


「レムナ」とも呼ばれるアオウキクサは、淡水に生育し、水面に緑の絨毯を形成する植物。東南アジアでは何世紀にもわたって食用とされてきましたが、環境面および栄養面での利点から、ここ10年で急速に人気が高まっています。

農地を占有したり森林伐採の一因となったりする心配がなく、多くの野菜よりも多くの微量栄養素を含有。

Plantible Foodsは淡水を絶えず循環させる水耕栽培施設でウキクサを育て、葉を粉砕してルビスコタンパク質を抽出していますが、この手法では大豆と比較して水使用量を10分の1に抑えることが可能です。

ルビスコは乳化、ゲル化、油分の保持といった特性を持ち、卵白と同等の機能を発揮。「Rubi Protein」は、Landish Foodsの「Matcha Latte Mix」や、ICL Food Specialtiesの代替肉・シーフード向け結合剤「ROVITARIS」などにも採用されています。

Plantible Foodsはそのほかにも、ベーカリー製品への使用に最適な「Rubi Whisk」や、飲料・サプリメント用途に適したパウダー原料「Lemna Leaf Greens」の形で販売を行っています。

同社は今年2月に米国食品医薬品局(FDA)の認可を得て、ウキクサ由来の成分を最大5%の配合率で使用することを認められました。

8月には、年間生産能力を1,000トン以上に拡大するべく、米国農務省(USDA)の認可を受けた融資機関X-Caliber Rural Capital主導の下、融資および株式による資金調達で3,500万ドル(約55億3,000万円)を確保しています。

参考記事:
Plantible Foods | LinkedIn
Landish Unveils Five-Plant Protein Powder Featuring Plantible Foods’s Rubisco

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