バーチャルウォーター / 仮想水(virtual water)
バーチャルウォーター / 仮想水(virtual water)とは:
食料を輸入している国において、その食料を自国で生産すると仮定したときに必要と推定される水。
自国の消費が他国の水の大量消費に依存しており、他国の水不足を間接的に悪化させている可能性があることを可視化する目的で導入された概念で、バーチャルウォーターの輸入量が推定されるようになった。
畜産業では、家畜の飲み水に加えて、飼料の穀物を生産する際に使われる大量の灌漑用水もバーチャルウォーターとしてカウントされる。
環境省のHPによると、食肉1kgの生産に牛肉では20,600リットル(お風呂200杯分)、豚肉では5,900リットル、鶏肉では4,500リットルの水が必要。
日本の年間バーチャルウォーター輸入量は、日本国内の年間水使用量にも匹敵する、約800億立方メートル(2005年のデータ)と推定されている。
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