Vita ActivesとArboreaが提携、次世代スピルリナ原料を世界の食品・サプリメント市場に投入へ

アイルランドのVita Activesと英国のArboreaが、食品およびサプリメント業界向けに開発された次世代スピルリナ原料「BioSolar Spirulina」を市場に投入するための戦略的パートナーシップを締結しました。

スピルリナ業界が抱える品質と味の問題を解決


両社の提携では、Arboreaの特許技術である「BioSolar Leaf」栽培プラットフォームと、Vita Activesの配合や規制枠組み、消費者動向に関する専門知識を融合。

微細藻類の一種であるスピルリナ原料「BioSolar Spirulina」と、それを用いた最終製品のコンセプトを、原料の一括供給や配合のカスタマイズといった顧客ニーズに合わせて開発する計画です。

「BioSolar Leaf」は、CO₂と自然光を利用して、不毛な土地でも光合成を行う微細藻類を生産できるもの。このモジュール式システムは、通常藻類を育てる際に使われる発酵槽、開放型池、フォトバイオリアクターを必要としません。

その代わりに、開放型池での養殖に伴う重金属、有毒な有機化合物、その他の汚染物質による汚染リスクを低減することを目的とした、完全閉鎖型の管理された環境を採用しています。

この技術を用いて欧州で生産を行う「BioSolar Spirulina」は、純度、味、安全性、そして栄養面でのメリットを提供。栄養面では、消化吸収しやすい完全タンパク質、鉄・マグネシウム・カルシウム・亜鉛などの生体利用可能なミネラル、ビタミン、そして天然の抗酸化物質が含まれます。

味の面ではクリーンな風味が特長で、世界の主要なスピルリナバイヤーによるブラインド味覚テストで最高クラスの評価を受けたとのこと。これまで風味の制約があって制限されていた用途において、より高い配合率でスピルリナを使用できるようになると示唆されています。

Arboreaの創業者でCEOを務めるJulian Melchiorriは、「当社の独自技術は、よりクリーンで安定性が高く、真に拡張可能なアプローチによって、光合成を行う微細藻類の潜在能力を最大限に引き出すものだ。Vita Activesは、画期的な科学技術を幅広い市場に影響を与える製品へと転換するという野心を共有するパートナーであり、協働によって新世代の機能性原料の開発を加速させられるだろう」とコメントしました。

Vita ActivesのCEO、Deepak Sharmaは「スピルリナ業界は過去10年間、品質と味の問題を抱えてきた。バッチごとのばらつき、開放型池の汚染リスク、そして配合量を制限してしまう風味特性などがその要因だ」と指摘。

「BioSolar Leafは、これら3つの問題を根本から解決する。汚染リスクを機械的に排除し、管理された原料によって製品ラベルの表示内容の一貫性を保ち、結果として得られる風味は、従来スピルリナ業界では不可能だった配合量や用途をかなえるほどクリーンだ」と述べています。

参考記事:
Arborea | LinkedIn
Vita Actives and Arborea partner to bring BioSolar spirulina to global nutrition market | PPTI News

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