英Julienne Brunoの代替チーズ、World Dairy Innovation Awardsで金賞を受賞

英国・ロンドンのヴィーガンチーズメーカーJulienne Brunoの代替チーズ製品「Superstraccia」が、「World Dairy Innovation Awards」の代替乳製品部門で金賞を受賞しました。

アレルギーを持つ人でも楽しめる代替チーズ


Julienne Brunoは現在、Collection 01として「Burrella」、「Crematta」、「Superstraccia」の3種類をラインアップ。

アレルギーを持つ消費者への対応という点で際立ったこれらの製品は、乳製品フリー、ナッツフリー、グルテンフリーを実現しており、英国だけで200万人以上とされる不耐症に苦しむ人々が楽しめる製品を提供しています。

ピザやサラダのトッピング用に開発された代替チーズ「Superstraccia」は、大豆とココナッツをベースに発酵させる製法が特徴で、昨年、英国で人気のピザチェーンPizza Pilgrimsのメニューに加わりました。

この製品は、17回目を迎えた「World Dairy Innovation Awards」の代替乳製品部門で金賞を獲得。デンマークの乳製品大手Arlaのオーツミルク「Arla JÖRÐ」など、ファイナリストにノミネートされていたいくつかの製品を抑えてトップに選ばれています。

また、先月中旬に開催された「Free From Food Awards 2024」の代替チーズ部門でも同じく金賞を得て、1カ月間で2度の受賞。同時に、Cremattaは銀賞、Burrellaは銅賞を獲得しています。

ヴィーガンにとどまらない消費者層にアプローチ


英国全土の小売店、EC、飲食店での販売実績を増やしているJulienne Brunoは、先日、食料品を60分以内に自宅まで届けるデリバリーサービス「Zoom by Ocado」(Ocadoは英国のネットスーパー)でもSuperstracciaとBurrellaを発売しました。

現在、小売店ではWhole Foods MarketやPlanet Organic、Harrods、Coop Switzerlandなど400店舗以上、レストラン、パブ、カフェでは800店舗以上で販売されているとのこと。

これらのうち、ヴィーガン食品のみを扱う店舗が5%にも満たないことからは、同社の製品がチーズ好きを満足させる仕上がりを実現できていることが見てとれます。

前述したPizza Pilgrimsの創業者James Elliotも「これまで味わった中で最高の植物性チーズ」と評する同社の製品は、とりわけレストランやホテル業界のメニューで存在感を高めることに成功しており、今年度の売り上げは前年比で75%増加中。

2024年通年の成長率は167%を見込んでおり、現行のバージョンをアップデートしたCollection 02の準備と、さらなるパートナーシップの発表も計画されています。

参考記事:
WORLD DAIRY INNOVATION AWARD WINNERS – JULIENNE BRUNO
JULIENNE BRUNO Scoops Gold in Free From Food Awards & World Dairy Innovation Awards

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