ビーンレスコーヒー開発の米Minus、女性の健康をサポートするインスタント・オーツミルクラテを発売
米Compound Foodsの子会社で代替コーヒーを開発するMinusが、女性の健康をサポートするビーンレスのインスタント・オーツミルクラテを新発売しました。
カフェインクラッシュを防ぎ睡眠の質を高める乳製品フリーの完全タンパク質製品で、需要が拡大する機能性飲料のカテゴリーに参入しています。
ストレスに対処するL-テアニンの効果に着目
女性の健康とコルチゾール分泌のバランス維持を目的とした新製品の「Instant Oat Milk Latte」は、カフェイン含有量を平均的なコーヒーの半分(1杯あたり50mg)に抑えている一方、心身をリラックスさせ集中力を高めるL-テアニン(同100mg)と、エンドウ豆タンパク質(同6g)を含有。
このタンパク質含有量は卵に匹敵し、9種類の必須アミノ酸をすべて摂取できるのも魅力です。
配合成分の選定にあたってMinusは、開発当初から科学論文に依拠して評価を行ったとのこと。テストしたアダプトゲン* 様成分の中では、L-テアニンとタンパク質が、特にカフェインと組み合わせた場合の身体への効果について、最も強力な科学的裏付けが得られたといいます。
また、アボカドとMCTオイル(中鎖脂肪酸油)を含むオーツミルクを使用することで、大豆やナッツ、乳製品アレルギーにも対応し、クリーミーで自然な甘みのある製品に仕上げています。
Minusのビーンレスコーヒーとしては、缶コーヒーとして発売されたコールドブリューとバニラ味のオーツミルクラテに続く、2つ目の製品ラインとなりました。
女性起業家として同ブランドを立ち上げたCEOのMaricel Saenzは、「粉末タイプのインスタントコーヒーは便利で、好きなようにカスタマイズでき、持続可能。人と地球にとってより良い製品を作るという当社のビジョンに合致している」と語っています。
* ストレスに対する適応力を高める働きのある天然ハーブの総称。
女性特有のニーズに寄り添う製品づくり
Minusの製法は従来のインスタントコーヒーに似ており、まずナツメヤシの実(デーツ)、チコリ、ヒマワリの種、キャロブ、レンズ豆、ブドウの種、キビ麦芽(millet malt)の焙煎から開始。
これらを発酵させることでコーヒーのような香りを引き出すことができ、キノコをベースにした代替品などに比べて優れた風味の製品に仕上がるといいます。
原材料の40%以上はアップサイクルされたものを使用し、カフェインは茶葉から抽出。コーヒーを入れた後はフリーズドライで製品化し、一部のSKUではさらに独自の発酵原料を組み込んで風味と機能性を高めています。
CEOのSaenzは、Minusの目標を「バランスの取れた持続的なエネルギー供給で、見過ごされがちな女性の健康をサポートすること」と説明。
「カフェイン摂取に時として伴うイライラを抑えたり、タンパク質の摂取量を増やしたり、更年期のエネルギー源の転換をサポートしたりといった、女性特有のニーズを念頭に置いてこの製品をデザインした」と述べています。
参考記事:
Minus | LinkedIn
Minus Coffee Targets Women’s Wellness with Beanless Instant Oat Milk Latte
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