米Create Wellness、急成長中のクレアチンサプリメント事業を拡大するため約31.7億円を調達

米国のスタートアップ企業Create Wellnessが、シリーズBラウンドで2,000万ドル(約31億7,000万円)の資金調達に成功したと発表しました。
グミやドリンク用粉末の形態で展開するクレアチンサプリメント事業を拡大するとともに、GLP-1、女性の健康、長寿といった分野への進出を目指しています。
小売店で好調な売れ行きを記録

かつてはジムに通う男性の間で人気だったクレアチンが、健康とウェルビーイングのための万能成分へと進化を遂げる中、ニューヨークを拠点とするCreate Wellnessは、ヴィーガン対応のグミ製品ラインの拡充と、新たなカテゴリーへの多角化に向けて追加資金を確保しました。
今回のシリーズBラウンドは、Alliance Consumer Growth(ACG)が主導し、Impact Capital(Mike Repoleのファミリーオフィス)と既存投資家のUnilever Venturesが参加。
「クレアチンは世界で最も信頼されているサプリメントの一つだ。Create Wellnessは今日の健康志向の消費者にクレアチンを届ける方法を再定義しており、クレアチンを身近で魅力的なものにすることで、より幅広い層からの支持を得てきた」とRepoleは評価しています。
Create Wellnessの共同CEOを務めるSienna McCormickは、同社が市場で「最も信頼度の高いクレアチンブランド」を築き上げたと主張。「今回の投資は、クレアチンの将来性と、カテゴリーリーダーとしての当社の地位を証明するものだ。新たな支援を得て、クレアチンを摂取すべきあらゆる消費者に製品を届けられる体制を整えた。私たちの考えでは、ほぼすべての人がターゲットになるだろう」と述べました。
同社のグミは、クレアチンモノハイドレート(水和物)にペクチンとタピオカシロップを組み合わせた製法で、6種類のフレーバーを展開。TargetやSprouts Farmers Marketなど、販売を開始したすべての小売店で最も売れているクレアチングミとなっています。
男性にとどまらず、女性やGLP-1服用者に訴求
不信感や根拠のない主張で溢れているサプリメント業界にあって、クレアチンは例外だともいわれています。最も研究が進んでいるサプリメントの一つであり、長年にわたり筋肉量の増加や回復促進に効果があるとされてきました。
そして今や、これは筋肉増強や維持のためにクレアチンモノハイドレートの形で使用するボディビルダーやアスリートだけのものではありません。
研究では、クレアチンは認知機能や記憶力の向上、ストレス軽減、気分の改善、アルツハイマー病患者の症状緩和、女性のホルモンバランスの維持、そして老化の抑制に効果があることが示されており、これらの特性から幅広い年齢層の女性、GLP-1受容体作動薬の服用者、そして筋力トレーニングや長寿に関心を持つ人々を対象とした広範な製品開発に適した成分といえるでしょう。
The Vitamin Shoppeによると、クレアチンの利用者の大多数は依然として男性ですが、現在では女性が購入者の5分の1以上を占めるようになっているとのこと。2019年以降、同社のクレアチンの売り上げは320%増加し、今後も2桁成長を続けると予測されています。
最近はウエイトトレーニングをワークアウトに取り入れる女性も増えている中、ある研究では、クレアチンを摂取した女性被験者の運動能力に15%の向上(男性では6%)が見られました。さらに、クレアチンは更年期における筋肉量、骨密度、筋力の低下を抑制する効果も示されています。
また、Innova Markets Insightsによると、2025年には米国人のほぼ5人に1人(18%)がGLP-1受容体作動薬を服用したものとみられ、3人に1人(34%)が今後の使用を検討しています。ただし、この薬剤の副作用として8~16カ月で筋肉量が25~40%減少するとの報告があり、筋肉量の維持に役立つクレアチンはGLP-1服用者の間でも人気が高まると予想されます。
急成長を見せるクレアチンサプリメント市場

Create Wellnessはグミに続く新たな製品タイプとして、「Creatine + Electrolytes」を投入しました。クレアチンモノハイドレート5gにナトリウム・カリウム・マグネシウムの電解質ミックス0.8g、そしてタウリン1gを配合したパウダー状の製品で、こちらも好調な売れ行きとなっています。
クレアチンに対する消費者需要は大きく、米国で最も人気のある200種類のサプリメントの中でも最大の成長率を記録し、昨年は17.1パーセントポイント上昇。国内の小売売上高が1億ドル近く伸びており、販売数量は前年比で58%増加しました。
足元では特に女性の間で関心が高まっている様子で、そのため女性の健康をうたった植物由来の新製品も数多く登場しています。Levelle Nutritionのサイクル・シンキングを目的としたヴィーガンプロテインパウダーには、Helainaの精密発酵ラクトフェリンに加えてクレアチンモノハイドレートが配合されていました。
同様に、LØUCOのプロテインパウダー「Perform」にもクレアチンが配合されており、活動的な年齢から更年期を迎える女性までの回復力、骨の健康、そして活力維持をサポートします。
米国ではそのほか、Happy AgingとCV Sciencesがクレアチンモノハイドレートを含む植物性プロテインパウダーをそれぞれ発売。インドでは、ボリウッド俳優のランヴィール・シンが手掛けるSuperYouが、クレアチンモノハイドレートパウダーのシリーズを発売しました。
参考記事:
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Creatine Gummy Brand Create Wellness Lands $20 Million | BeautyMatter


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