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微細藻類(microalgae)

微細藻類(microalgae)とは:

藻類のうち、顕微鏡を使わないと観察できない小さな藻類を指し、その大きさは種によって数μm〜数百μm(1mmの1,000分の1~10分の1)程度。

すでに健康食品としての開発が進むクロレラやユーグレナ(ミドリムシ)なども微細藻類の一種で、各種ビタミンやタンパク質、鉄分、ミネラルといった栄養素を豊富に含んでいることから、有望な代替プロテインの選択肢の一つとなっている。

代表的な企業に、シンガポールとオランダを拠点とするSophie’s BioNutrients、フランスのAlgama Foods、イスラエルのYemojaなど。

食品のほかにも化粧品や医薬品、さらには化石燃料の代替(バイオ燃料)としても利用され、2033年には254億ドル(約3.8兆円)の市場規模になるとの試算もある。

また、培養肉生産で細胞を培養する際の栄養分として、穀物由来の糖類などの代わりに微細藻類を用いることで穀物への依存度を下げ、さらに環境負荷を低減させる取り組みも進む。

参考:【シリーズ 未来の食】 第9回 その他の技術開発動向について(分子農業、昆虫食ほか)

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