Revyveが深刻な供給不足に直面するホエイを代替できる酵母タンパク質を発売

オランダの食品素材メーカーRevyveが、プロテインシェイクやプロテインバー向けの酵母タンパク質を発売しました。代替卵用途で開発した食感形成技術を、乳清(ホエイ)タンパク質を置き換える原料に応用しています。

植物性タンパク質のデメリットを解消


2019年にワーゲニンゲン大学(WUR)からスピンオフしたRevyveは、これまで主にベーカリー製品やソース類における代替卵原料として、酵母タンパク質を販売してきました。

卵の代わりとして機能する結合やゲル化などの特性を持ったこの原料は、飲料においてはクリーミーなコクと滑らかな口当たりをもたらし、プロテインバーにおいては柔らかく噛み応えのある食感を実現します。

ホエイの価格高騰や供給不安に直面しているブランドや、植物性タンパク質を用いた際の薄い味わい、ザラザラした食感、豆に由来する臭みといった問題の解消を模索している開発担当者に訴求する素材です。

タンパク質の消化率を示すPDCAASでは最高値の「1」を記録しているほか、製品に食物繊維を付加することも可能。さらに、免疫機能やヘルシーエイジングに関連するという、天然由来のβ-グルカンやその他の栄養素も含まれています。

アレルゲンフリーかつクリーンラベルに対応し、ホエイタンパク質に比べて低コストに抑えられるメリットもあると説明されています。

Revyveは、製品開発者が栄養成分、味、食感をターゲットに合わせて調整できるよう、補完的な原材料を販売しており、専門のチームを通じて配合に関するサポートも提供しています。

供給の逼迫するホエイからの転換を支援


ホエイタンパク質市場は、供給が需要に追い付かない状態にあり、米国や欧州では価格が過去最高を記録しています。この1年間でコストが5倍にまで上昇したことを受けて、メーカー各社は、環境負荷がより小さく、気候変動に対してレジリエントな代替品の模索を余儀なくされるようになりました。

Revyveは、2024年に稼働を開始したオランダ南部のディンテロールトにある自社施設で、酵母タンパク質を生産しています。

そのプロセスでは、世界最大級の醸造所や酵母生産者から調達した出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)の細胞を破砕して、穏やかな低温処理を施すことで、タンパク質や食物繊維を抽出。酵母を活用するほかの多くの企業のように、発酵は行いません。

昨年9月には、ABN AMRO Sustainable Impact FundとInvest-NLが主導するシリーズBラウンドで約2,400万ユーロ(約42億4,000万円)を調達し、生産拠点のさらなる規模拡大と、より幅広い食品カテゴリーへの進出を図っています。

CEOのCedric Verstraetenは、「現在、ブランド各社はホエイからの転換を余儀なくされているが、植物性タンパク質だけでは依然として、消費者が食感や味の面で妥協しなければならないという問題がある。当社の酵母タンパク質を少量加えるだけで、その状況を変えることが可能だ」とコメントしています。

参考記事:
Revyve Repurposes Its Egg-Replacing Yeast Protein for Shakes and Bars to Compete With Whey
Revyve Unveils Yeast Ingredient to Enhance Alternative Proteins Amid Whey Crisis
Revyve launches yeast solution to make plant protein worth choosing over whey

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