乳糖不耐症(lactose intolerance)
乳糖不耐症(lactose intolerance)とは:
乳糖(ラクトース)を消化する酵素が不足しているため、体内で適切に乳糖を分解できず、消化不良や下痢を起こす症状。
「症状」とはいっても病気ではなく、多少なり乳糖不耐症を有する人は、世界人口の約65%に上る。
歴史的に牛乳から栄養を取っていた欧州では、乳児期を過ぎても乳糖を分解する特性が備わったが、その他大多数の民族(アジア人では成人の90%以上)は乳糖不耐症といわれている。
精密発酵により生産した牛乳には乳糖が含まれないため、こうした症状がある場合でも、量を気にせず飲むことができるメリットがある。