糸状菌（filamentous fungi）
糸状菌（filamentous fungi）とは：
菌類のうち、単細胞状態の酵母に対して、菌糸を形成した多細胞状態の菌類（カビやキノコなど）のこと。
糸状菌を増殖させ、バイオマス発酵により生成したものはマイコプロテインと呼ばれ、代替肉の原料として用いられる。
英国のパイオニア企業QuornやENOUGHは、フザリウム・ベネナタム（Fusarium venenatum）と呼ばれる糸状菌株を使用。米Meati Foodsはアカパンカビ（Neurospora crassa）を使用している。
また、トリコデルマ・リーゼイ（Trichoderma reesei）やニホンコウジカビ（Aspergillus oryzae）など、遺伝子組み換えを施して精密発酵に用いられるケースも。
関連用語：
菌糸 ➡︎
菌糸体 ➡︎
精密発酵 ➡︎
単細胞タンパク質 / 微生物タンパク質（SCP） ➡︎
バイオマス発酵 ➡︎
マイコプロテイン ➡︎